超高層建築物等構造評定について

【書籍】性能評価を踏まえた免震・制震構造の設計

日本ERI高層評定委員会では、日本ERI株式会社が平成13年7月に指定性能評価機関として国土交通省より認可を受けて以降、これまでに1,000件を超える時刻歴応答解析による建築物および工作物の性能評価を行ってまいりました。

本書は、これまでの性能評価の実績を踏まえ、指定性能評価機関の見地に立ち、免震・制震建築物の設計について取りまとめたものです。また本書では、これまでの性能評価の実績データに基づき、個々の免震・制震建築物について、 規模や用途、構造種別と構造形式、採用地震波、設計クライテリア等のさまざまな分析も行っています。

本書を時刻歴応答解析により免震・制震建築物の設計に携われる皆様、これから設計に携わろうとされる皆様、発注者の皆様において、必携の書としてご活用いただきたいと考えております。

本書の概要

書名:
性能評価を踏まえた免震・制震構造の設計
編著者:
日本ERI高層評定委員会
編集協力:
株式会社ERIアカデミー
定価:
本体6,000 円+税
発行日:
平成 26年5月15日
ISBN:
978-4-7655-2575-6
出版:
技報堂出版株式会社

※ 全国大型書店及び当社本社 評定部窓口にて販売

目 次(抜粋)

1 高層評定委員会の概要

はじめに/評定,性能評価/業務範囲/審査体制/初期の評定委員会/平成13年からの実績/高層建築物/時刻歴解析建築物/工作物/建築物の用途について/設計変更について/その他の性能評価業務/本書作成の経緯と体制/謝辞

2 免震・制震構造の原理

構造物の地震応答/構造物のエネルギー応答/構造物の応答特性に基づく設計の定式化/免震・制震・耐震構造の応答/応答の図式表示/Whを増大させた場合の制震構造

3 免震構造

免震構造のなりたちと展開/免震部材の特性/免震構造の設計/免震構造の傾向/設計上の留意事項/関連事項

4 制震構造

制震構造の原理/制震ダンパーとその特性/制震構造の設計上の留意点

5 入力地震動

入力地震動として用いられる観測波の例/告示波の作成方法/上下地震動の作成方法/サイト波の作成方法/公開されているサイト波/長周期地震動

6 風荷重

超高層建築物・免震・制震構造物の耐風設計/耐風設計と安全性

7 地震応答解析

はじめに/水平動に対する振動解析/上下方向振動/捩れ振動

8 地盤調査と基礎構造の設計

地盤調査/調査結果を設計へ適用する際の留意点/基礎工法の概要と設計上の留意点/地盤の液状化/地盤の地震応答/基礎構造・擁壁の設計

付録 性能評価と確認申請

大臣認定建物の性能評価と確認申請/大臣認定取得時の構造図に変更が生じる場合の手続について/大臣認定の範囲/一の建 築物となる既存耐震建築物への増築,旧法第38条大臣認定建築物への増築/特殊な材料,特殊な装置がある場合/防災に係る大臣認定,品確法による特別評価方法による大臣認定がある場合/ 仮使用の手続きに第三者性能評価が必要な場合/関連資料,法令,通達等

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