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スタッフインタビュー

弊社スタッフへインタビューを行いました。

小泉 明星さん 小泉 明星さん

入社動機について

日本ERIは、私にとって「憧れの存在」が集結する場所だった。

 大学では理工学部を専攻しており、住環境のデザインや構造、意匠など様々なテーマの講義を受けていました。その中で最も難しかったのが「法規」です。講義を受ける中で、何を言っているのか一度ではわからないこともあった。だからこそ「法規」は私にとって偉大で、憧れの存在でした。もし、自分が法規を語れるようになったなら、かっこいいだろうなぁって。日本ERIの社員は、一級建築士が大半を占める建築法規の専門家集団。憧れの存在に囲まれて仕事ができる環境なら、きっと毎日が充実し、理想の自分に近づけるかもしれない。大きな可能性に胸躍らせ選考に臨んだので、入社できて本当によかったです。

小泉 明星さん

現在の仕事、ミッションについて

建築法規の専門家として、建築物の審査を行うポジション。

 入社当初から仙台支店で勤務しており、1年目は評価部、2年目以降は確認部に在籍しています。確認部では、確認申請を依頼された建築物が建築基準や関係法令に則って設計されているかを審査するのがミッション。複数の区分に分類されており、現在は意匠分野を中心に、省エネ、BELSなどの審査を担当しています。建築物そのものだけでなく、建設予定の敷地や周辺環境も視野に入れて計算するため、多面的な知識と情報が必要になってきます。

法文に記載がない事案を、いかに解決するか。

 お客様は設計者の方になるのですが、質問の多くは「設計図が法規から外れていないかどうか」です。というのも、全ての建築物に当てはまる答えが法文に載っているかというと、そうではありません。基本ルールを示す法文はあっても、現実は複雑な環境下に建築されることもあり、それら全てのパターンが明文化されているわけではないのです。そこで私たち審査担当者の出番なのですが、社内の資料を漁ったり、類似した事例を探したり。それはもう、迷路に迷い込んだようなものです。答え探しのために根拠となる情報を収集することが、本当の意味でのミッションとも言えます。

やりがいについて

様々な建築物に関わることで、新しい発見がある。

 ある時、地階のあるマンションを担当したことがあります。そもそも、地階に居室がある空間を見たのも初体験だったのですが、空間の広さや天井の高さなど地階の定義に向き合うことも初めてのこと。これまで触れてこなかった新しい法律を知る機会となり、私にとって知見や引き出しを増やす事例になりました。新しい発見は新しい経験に変わりますので、刺激と成長を同時に実感できます。

小泉 明星さん

建物のグレードアップ=自分のグレードアップ。

日本ERIは、「この案件がやりたい!」と自ら手を挙げれば、チャンスを与えてくれる社内風土があります。新しい法律、法文に触れて担当領域を拡大していくために、例えば最初は500平米規模の建築物、それが終われば次は1000平米⇒2000平米⇒5000平米⇒1万平米というように、段階を設定して希望を出すようにしています。もちろん調べることも増えますし、立ちはだかる壁も大きくなっていきますが、一歩一歩駆け上がっていくことで、お客様からの相談や要望に応えられる範囲が広くなり、憧れだった専門家集団の一員に近づいている気がします。

ご自身が担当した印象的な案件について

これまでの常識を覆された、映画館。

 特殊建築物にもいろいろありますが、映画館も「今までと全然ちがう!」と感じた案件の一つ。居室から出口までの避難距離は、どの建築物でも審査する項目になるのですが、まずこれが難しい。劇場を居室と考え、非常階段まで到達すべき距離が決められています。ところが、劇場内のどこを起点とするのかなど、今までに経験のない問題が浮上しました。さらに、一つの項目を判断するにもより多くの情報が必要になります。お客様からの相談も増えますが、その分、頼られる機会も増えるので、私自身はより意欲的に取り組むことができました。

今後の目標について

「相談窓口」ではなく、「相談を解決できる存在」に。

 現在は、確認申請のための根拠資料を集めて「どう思いますか?」と上司に相談して最終判断をしてもらう流れになっていますが、将来的には「これで合ってますよね?」と自己判断できるように自信を付けたいところ。この道のプロフェッショナルを目指すから、という理由もありますが、自分自身で最終判断ができるようになれば、お客様である設計者からの相談にもその場で回答できるようになると思いますし、最初から最後まで対等に向き合えるからです。そのために、もっとたくさんの建築物に触れ、たくさんの物件を経験していきたいと考えています。

小泉 明星さん
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