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エネルギーパス®とは?

エネルギーパス®は、欧州基準の「家の燃費」を表示する証明書。
どんな家もどんな建物も、一目でエネルギー消費量が比較できます。

欧州のEU加盟各国では、一年間を通して快適な室内温度を保つため為に必要なエネルギー量の明示が義務付けられています。
ドイツ等では、この制度に基づき、一般の方々にもわかりやすく表示する「燃費のものさし」としてエネルギーパスが用いられています。
この欧州基準の評価手法で、あなたのお住まいの「燃費性能」をわかりやすく評価します。

エネルギーパスとは?

エネルギーパスは建築物の「燃費性能」を示す指標です。

エネルギーパスとは、建築物の断熱性能や設備の効率性を評価し、建築物が年間を通して快適な室内温度を保ち、給湯や照明を使用するために必要なエネルギー量等をKWH/u・年で表示する「家の燃費」を評価する指標です。

EU加盟各国では、建築物に「燃費性能」の表示が義務付けられています。

EU加盟各国では、「建築物のエネルギー性能にかかわる欧州指令(EPBD)」により、建築物に対するエネルギー性能要求事項の最低基準の適用や、建築物の新築、売買、賃貸借時におけるエネルギー性能評価書の取得と提示などが義務付けられています。

エネルギーパスはドイツ生まれの指標です。

このEPBDに基づき、ドイツでは、2008年7月から「エネルギーパス制度」が導入され、現在では住宅の賃貸・売却取引時に、その住宅の「家の燃費」を事前に把握することが出来るようになっています。
EUなどの先進国では、賃貸・売買などの不動産取引時に、「家の燃費性能」が、エネルギーパスにて明示されています。
床面積1uあたり◯◯kWh必要という形で数値化されており、誰でも簡単に家の燃費を確認することができるため、立地やインテリアなどと同じく「家の燃費」が住宅の価値基準として重要な判断要素となっています。

エネルギーパスは不動産価値判断基準としての性質が強く、生活スタイルなどによる変動は考慮していません。そのため、住宅の省エネルギー性能を比較する基準であり、実際の燃費を保証するものではありません。

日本におけるエネルギーパス

ドイツの協力を受けて一般社団法人日本エネルギーパス協会が設立されました。

日本においては、ドイツのサスティナブル建築の専門機関であるエコセンターNRW(ドイツ ハム市)やドイツNRW州等の協力を得て、2011年7月に一般社団法人日本エネルギーパス協会が設立されました。
現在、エネルギーパスの評価を行うことができる認定研修会を実施し評価資格者の養成を図りながら、低燃費住宅の普及・啓蒙、および任意の制度としてのエネルギーパスの普及促進を図っています。

エネルギーパスの燃費性能の評価ステップ

「エネルギーパス」では、エネルギーの消費量を三段階のステップで評価します。

Step1 必要エネルギー

ある住宅で室温を冬期20℃、夏期27℃以下、一定の給湯使用などの所定の生活を一年間過ごした時に、冷暖房、給湯、換気、照明を使用するのに必要となるエネルギー量(エネルギー需要)です。
必要エネルギーには、給湯器や発電システムなどのアクティブな設備効率は含まれていません。断熱性能や日射コントロール性能などの建築物としての住宅自体の省エネルギー性能を示す値なのです。数値が少ないほどに高性能であり、高い居住快適性や健康性能を有していることになります。

Step2 最終エネルギー

住宅自体のエネルギー需要である必要エネルギーを導入予定(もしくは導入済み)の給湯器やエアコン、太陽光発電システムなどの設備機器にて供給した場合の電気やガス、灯油などの形で消費するエネルギー量です。最終エネルギーは、エネルギー効率の高い設備機器を使用すれば「必要エネルギー」よりも小さく、反対にエネルギー効率の低い設備機器の場合は「必要エネルギー」よりも大きくなります。
この「最終エネルギー」からは実際に支払うであろう光熱費を理論値で算出することができます。
最終エネルギーは、消費者にとっての「家の燃費」(ランニングコスト)を評価するための経済的指標となる数値でもあります。

Step3 CO2排出量

住宅で消費する最終エネルギー量にCO2排出係数を掛けることで、CO2排出量を求めることができます。CO2 排出係数とは電気やガス、ガソリン等のエネルギー種別に定められた値です。
CO2排出量により、エネルギーの消費による環境への影響を評価することができます。
CO2排出量の等級は、建物自体の省エネルギー性能に設備の効率、再生可能エネルギーによる発電等を加味した総合評価になります。

等級の目安

S+:
極めて優れた省エネルギー性能のランク
S :
概ね認定低炭素の認定基準以上の性能ランク(次世代省エネ基準にくらべて10%以上の削減)
ただし、建物省エネルギー等級は、設備効率を反映していない建物自体の省エネ性能評価であるため、認定低炭素の認定水準とは大きく異なる評価になることがあります。
A :
概ね次世代省エネ基準(平成11年基準)以上の性能ランク
B :
概ね新省エネ基準(平成4年基準)以上の性能ランク
C :
旧省エネ基準(昭和55年基準)以上の性能ランク
D :
旧省エネ基準を下回る性能だが、何らかの断熱対策を行っている性能ランク
E :
無断熱仕様の性能ランク

エネルギーパスの第三者認証とは?

エネルギーパスの評価は、基本的には設計者が、エネルギーパスの評価プログラムを用いて自己評価します。
エネルギーパスの第三者認証制度は、この自己評価書を基に、日本ERIが第三者機関として客観的な立場から、認証を行うものです。
住宅の設計図や設備の仕様書等の資料を基に、住宅の設計仕様とエネルギーパスの評価内容とが合致していることを確認し、認証書を発行します。
認証書ホルダー内の第三者認証書に添えられているのが、自己評価書です。自己評価書には、より詳しい住宅の燃費性能等が表示されています。

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